Excelのセルの書式設定の表示形式には、文字列・数値など、あらかじめ用意されているものの他に、「ユーザー定義」として任意のものを設定することができます。
使うと、かなり便利ですので、どういった形式を設定できるかを書いておきたいと思います。
種類が多くて、長くなりますので、ページを分けます。
以下は、数値に関する記述です。
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■数値
#
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1桁の数字を示します。「#」の数だけ桁数が指定され、その有効桁数しか表示されません。また、セルの値が「0」の場合や、小数点以下が「#」より少ない場合には、その分は表示されません。
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0
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1桁の数字を示します。「#」と異なり、「0」の数の桁は必ず表示します。
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?
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主に固定幅フォント(MS ゴシックなど)で数値の小数点を揃えるたいときに、「?」を使用しますと、整数部と小数部の余分なゼロがスペースで表示され、見た目を揃えることができます。
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A |
B |
C |
1 |
↓書式 |
↓値 |
↓表示 |
2 |
#### |
1000 |
1000 |
3 |
#### |
0 |
|
4 |
0000 |
1000 |
1000 |
5 |
0000 |
0 |
0000 |
6 |
????(左寄せに設定) |
1000 |
1000 |
7 |
????(左寄せに設定) |
10 |
10 |
8 |
####.#### |
1000.0101 |
1000.0101 |
9 |
####.### |
1000.0101 |
1000.01 |
10 |
####.## |
1000.0101 |
1000.01 |
11 |
0000.0000 |
1000.0101 |
1000.0101 |
12 |
0000.000 |
1000.0101 |
1000.010 |
13 |
0000.00 |
1000.0101 |
1000.01 |
14 |
????.???? |
1000.0101 |
1000.0101 |
15 |
????.???? |
1000.011 |
1000.0110 |
16 |
????.???? |
1000.01 |
1000.0100 |
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数字を取り扱う資料では、1000単位での桁区切り(カンマなどで)を使うことが多いと思います。
その場合は、次のように書きます。
なお、管理人は、「#,##0」を使用することが多いです。
理由は、1000単位での桁区切り表示をした上で、数字が0の場合にも、0を表示したいからです。
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A |
B |
C |
1 |
↓書式 |
↓値 |
↓表示 |
2 |
#,##0 |
1000 |
1,000 |
3 |
#,##0 |
0 |
0 |
4 |
0,000 |
1000 |
1,000 |
5 |
0,000 |
0 |
0,000 |
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上記の桁区切りを使用した際に、「#,##0」のように設定すると、1000を超えても、ずっと1000単位で桁区切りが表示されます。
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A |
B |
C |
1 |
↓書式 |
↓値 |
↓表示 |
2 |
#,##0 |
100000000 |
100,000,000 |
3 |
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